- VIVANTの奥出雲ロケ地がどこか知りたい
- ロケ地を効率よく巡って奥出雲観光も満喫したい
- 迷わずラクにロケ地を巡る方法を知りたい
『VIVANT』で物語の重要な舞台として登場する奥出雲。実際にロケ地を訪れ、ドラマで見た風景を自分の目で確かめたいという方も多いのではないでしょうか。
一方、土地勘がないまま計画すると移動に時間がかかり、行きたかった場所を十分に回れないことも。
この記事では、奥出雲で創業60年を超えるヒカミタクシーが、『VIVANT』のロケ地5カ所を詳しく紹介します。効率よく巡るモデルコースをはじめ、聖地巡礼前に予習しておきたい乃木家とたたら製鉄との関係についても解説します。
ロケ地の場所を知るだけでなく、なぜこの土地が『VIVANT』の舞台に選ばれたのか。その背景までたどりながら、奥出雲を巡ってみましょう。
【奥出雲周辺】VIVANTロケ地は5カ所!乃木家の物語を追体験

奥出雲周辺で押さえたいロケ地は次の5か所です。ドラマのどこで登場したのか、また現地での楽しみ方を1カ所ずつ解説します。
- 櫻井家住宅・可部屋集成館|乃木家として映った屋敷
- 田部家土蔵群|東条が潜伏していた蔵
- 大原新田付近|野崎が走った棚田の道
- 鬼の舌震|若き日の乃木卓が学んだ渓谷
- 生山駅|乃木がやくもから下車した駅
櫻井家住宅・可部屋集成館|乃木家として映った屋敷

| 住所 | 島根県仁多郡奥出雲町上阿井1655 |
| 営業時間 | 9:00~16:30 |
| 休業日 | 月曜日(祝日の場合は翌日休み)、12月中旬〜3月中旬 |
| HP | https://kabeya-syuseikan.com/ |
奥出雲の『VIVANT』ロケ地のなかでも、中心的なスポットが櫻井家住宅・可部屋集成館です。ドラマでは、主人公・乃木憂助の実家として登場しました。
野崎が憂助の伯父を訪ねる場面をはじめ、高校生時代の憂助や、若き日の乃木卓・明美夫妻の回想シーンなどが撮影されています。見学可能な住宅内部にも撮影に使われた場所があり、ドラマの場面と見比べながら歩けるのも見どころです。

櫻井家は、奥出雲でたたら製鉄を営んだ鉄師の家で、たたら御三家の一つとして知られています。住宅のほか、可部屋集成館の資料や庭園も見学可能。ロケ地巡りとあわせて、奥出雲のたたら製鉄の歴史を知ることができます。
公開は季節限定で、12月中旬から3月中旬までは冬期休館です。冬に訪れる場合は、開館期間を事前に確認しておくと安心でしょう。
田部家土蔵群|東条が潜伏していた蔵

| 住所 | 雲南市吉田町吉田2557-1 |
| 営業時間 | 10:00~17:00 ※鐵泉堂の営業時間です |
| 休業日 | 月曜日、火曜日 |
| HP | https://www.kankou-shimane.com/destination/21902 |
田部家土蔵群は、第2シーズン第14話・第15話で、逃走した東条翔太が身を隠し、乃木に問い詰められる場面に登場した雲南市吉田町のロケ地です。
白壁となまこ壁の土蔵が連なる町並みは、この場所ならではの見どころ。吉田町がたたら製鉄によって栄えた歴史を、現在に伝える景観でもあります。
櫻井家住宅・可部屋集成館とあわせて訪れると、同じ鉄師文化を「屋敷」と「町並み」という異なる視点から見られます。ドラマの舞台を巡りながら、奥出雲地域とたたら製鉄とのつながりを知ることができるでしょう。
土蔵群の向かいにある奥出雲前綿屋「鐵泉堂」では、たたら御三家の一つである田部家の歴史を紹介しています。

貴重な玉鋼を使った作品も展示・販売されており、ロケ地巡りとあわせて立ち寄りたい場所です。
大原新田付近|野崎が走った棚田の道

| 住所 | 島根県仁多郡奥出雲町大馬木13 |
| HP | https://okuizumo.org/jp/guide/detail/4364/ |
大原新田付近では、野崎が乃木家へ向かうパトカーの走行シーンや、田植えの風景が撮影されました。山あいに棚田が広がる、奥出雲らしい農村風景を楽しめるロケ地です。
ここは特定の建物を見学する場所ではなく、棚田とその間を走る道路を含めた景観そのものが見どころ。大原新田は、たたら御三家の一つである絲原家によって開発された、たたら製鉄に由来する棚田です。農林水産省が認定する「日本の棚田百選」にも選ばれています。
棚田は、砂鉄を採取した跡地を農地として生かしてきた奥出雲の歴史とも深く関わっています。現在の農村景観にも、たたら製鉄が盛んだった土地の歴史が残っているのです。
大原新田付近を見学する際は、駐車場の台数には限りがあります。路上駐車などで近隣住民の迷惑にならないよう配慮が必要です。
鬼の舌震|若き日の乃木卓が学んだ渓谷

| 住所 | 島根県仁多郡奥出雲町三成宇根 |
| 休業日 | なし(除雪は行われないため積雪期は入場を控えましょう) |
| HP | https://okuizumo.org/jp/guide/detail/239/ |
鬼の舌震は、第1シーズン・第9話で若き日の乃木卓が川辺で勉強する回想シーンの舞台となりました。奥出雲の自然に囲まれた、印象的なロケ地の一つです。
渓谷内には、アニメ『鬼滅の刃』に登場する岩とそっくりだと話題になった大岩「鬼の試刀岩(しとういわ)」もあります。
およそ2.3kmにわたって奇岩と清流が続き、吊橋や遊歩道から四季折々の景観を楽しめるのも魅力。『VIVANT』のロケ地巡りとあわせて、渓谷散策も楽しめます。
ただし、ドラマの撮影地点は特別な許可を得て使用された場所です。一般の来訪者は柵を越えて同じ川辺へ降りることはできません。危険を伴うため、必ず決められた場所から見学してください。
鬼の舌震は階段の上り下りが多いため、歩きやすい靴がおすすめです。天候によっては遊歩道が通行止めになる場合もあるため、現地の案内や立入禁止表示を確認しながら散策しましょう。
生山駅|乃木がやくもから下車した駅


| 住所 | 鳥取県日野郡日南町生山字後藤屋敷153番地 |
| 休業日 | なし |
| HP | https://eki.jr-odekake.net/top?id=0640402 |
生山駅は、第2シーズン第14話で、東条を追う乃木が特急やくもを途中下車し、ホームでパソコンを開いて通信を再開した場面のロケ地です。
駅があるのは、奥出雲町に隣接する鳥取県日南町。奥出雲町内ではありませんが、『VIVANT』の物語をたどるなら、あわせて立ち寄りたい周辺ロケ地の一つです。
駅にはフォトスポットが設けられているほか、ホームには劇中と同じ場所にベンチが設置されています。乃木がパソコンを開いた場面を思い出しながら、ドラマの雰囲気を楽しめるでしょう。
生山駅は観光施設ではなく、現在も列車が発着する駅です。列車に乗車せずホームへ入る場合は、券売機で入場券を購入する必要があります。
滞在時間に合わせて選ぶ|VIVANTロケ地+奥出雲観光モデルコース

奥出雲のVIVANTロケ地巡りは、滞在時間に合わせて周辺の観光スポットやグルメ、温泉と組み合わせるのがおすすめです。ここでは、ロケ地を中心に奥出雲を楽しめる2つのモデルコースを紹介します。
- 半日コース|3つのロケ地を中心に奥出雲を巡る
- 宿泊コース|ロケ地と温泉・たたら文化を満喫する
半日コース|3つのロケ地を中心に奥出雲を巡る
時間が限られている方には、主要な3つのVIVANTロケ地を中心に、昼食やカフェも組み合わせて巡るコースがおすすめです。
VIVANTロケ地

特急やくもで岡山駅まで行けば新幹線に乗り換え可能!
主要なロケ地に訪問先を絞ることで、限られた時間でもVIVANTの世界観を楽しみながら、奥出雲ならではの食や文化にも触れられます。
最後に生山駅を見学しますので、新幹線を利用する場合におすすめのルートです。
宿泊コース|ロケ地と温泉・たたら文化を満喫する
時間に余裕がある方には、VIVANTロケ地に加えて、奥出雲を代表するたたら文化や自然、温泉までじっくり楽しむ宿泊コースがおすすめです。
VIVANTロケ地

巨岩や奇岩が連なる国の名勝・天然記念物で、奥出雲の雄大な自然を感じられる渓谷を楽しみましょう。
VIVANTロケ地

たたら製鉄の鉄穴流しによって形づくられた棚田と山々が広がる、奥出雲らしい里山風景。
立ち寄りスポット

奥出雲酒造が運営する道の駅で、日本酒や仁多米など奥出雲のお土産を購入できます。
おすすめはあまざけソフトクリーム!
立ち寄りスポット
奥出雲の自然に囲まれた温泉宿で、亀嵩温泉に浸かりながら一日の疲れを癒やします。
VIVANTの台本やサインなどの展示、玉峰山荘×VIVANTコラボお土産の販売も!
聖地巡礼の前に確認したいポイント

奥出雲の『VIVANT』ロケ地を効率よく巡るには、移動手段や天候への備えも欠かせません。出発前に、次の2点を確認しておきましょう。
- 奥出雲のVIVANTロケ地は車必須
- 奥出雲は天候で公共交通機関がマヒしやすい
奥出雲のVIVANTロケ地は車必須
奥出雲のロケ地はそれぞれ離れているため、徒歩だけで巡るのは現実的ではありません。レンタカーや観光タクシーなど、車での移動を前提に計画しておくとスムーズです。
新幹線など鉄道を利用する場合は、岡山駅から特急やくもに乗り、生山駅で下車するルートがあります。生山駅は乃木が途中下車したロケ地でもあるため、聖地巡礼のスタート地点にもぴったり。駅周辺でレンタカーを借りるか、タクシーに乗り換えて奥出雲方面へ向かえます。
東京から飛行機で向かう場合は、JALが就航する出雲空港とANAが就航する米子空港が候補です。観光タクシーを利用するなら、松江に宿泊して翌朝から奥出雲を巡る方法もあります。
タクシー代を抑えたい場合は、宍道駅や出雲横田駅まで鉄道で移動し、そこからタクシーに乗り換えるのも一つの方法。出発地や訪れたいロケ地によって効率の良いアクセス方法は異なるため、鉄道と車をうまく組み合わせることがポイントです。
»『VIVANT』聖地巡礼のルートをヒカミタクシーに相談する
奥出雲は天候で公共交通機関がマヒしやすい
奥出雲は中国山地の山間に位置し、天候によって交通機関の状況が左右されやすい環境です。大雨や大雪、強風などの影響で、奥出雲へのアクセスに利用する特急やくもの運休や、出雲空港・米子空港を発着する飛行機の欠航にも注意が必要です。
とくに冬は積雪や路面凍結の可能性があり、車での移動にも注意しなければなりません。雪道はカーブや勾配が多く、慣れない土地をレンタカーで走るのが難しい場面もあります。
出発前には天気予報だけでなく、鉄道や飛行機の運行状況、道路情報も確認し、時間に余裕をもった旅程を組んでおきましょう。
ロケ地の背景を知るほどVIVANTの世界が深まる

『VIVANT』のロケ地を巡るなら、奥出雲の歴史や風景の成り立ちにも目を向けると、ドラマの舞台をより深く味わえます。
- たたら製鉄|乃木家のルーツに重なる奥出雲の歴史
- 棚田と仁多米|物語に映る奥出雲の原風景
たたら製鉄|乃木家のルーツに重なる奥出雲の歴史
劇中の乃木家は、奥出雲でたたら製鉄を営んだ名家。その屋敷として選ばれた櫻井家もまた、実際にたたら製鉄で栄えた鉄師の家です。
櫻井家が生み出した「菊一印」の鉄は鉄砲の材料として高く評価され、幕府の鉄砲にも使われました。乃木家の屋敷に、この場所が選ばれた背景を知ると、『VIVANT』の世界が急に現実味を帯びてきます。
たたら製鉄とは?
山を削り、砂鉄を集め、木炭を炎にくべて鉄を生み出す——それが、たたら製鉄です。生まれた鉄は日本刀や農具、刃物となり、人々の暮らしを支えました。奥出雲では幕末から明治初期に最盛期を迎え、この山深い土地に大きな富と繁栄をもたらしました。
櫻井家は、ただの「昔のお金持ち」ではありません。広大な森林や数千人規模のサプライチェーンを統治し、藩の財政まで動かした圧倒的な経営力・統率力を持つ、いわば江戸時代のトップ経営者です。
一方、劇中の乃木憂助は大手商社で巨額の案件を動かし、別班では超一級の能力を発揮。父・ベキもまた、バルカ共和国で大規模なテロ組織「テント」をゼロから立ち上げ、莫大な富をコントロールする天才的な組織マネジメント能力を見せました。
ここからは考察ですが、こうした乃木家の「ただ者ではない一族像」に、奥出雲で鉄と富を動かしてきた鉄師の歴史を重ねたくなるのも無理はありません。
たたら製鉄の歴史をさらに知りたい場合は、可部屋集成館や奥出雲たたらと刀剣館、絲原記念館、菅谷たたら山内にも足を延ばしてみてください。鉄師がどのように製鉄を営み、奥出雲の土地や暮らしに関わってきたのかを、資料や実際の遺構からたどれます。
棚田と仁多米|物語に映る奥出雲の原風景

大原新田をはじめとする奥出雲の棚田は、単なる美しい農村風景ではありません。たたら製鉄で砂鉄を採取した跡地を農地へと再生し、人々が米づくりを続けてきた歴史そのものが残る景観です。
かつて「鉄穴流し」で山を切り崩して砂鉄を採取した後、その土地や水路、ため池を利用して棚田がつくられました。現在では、こうした土地で奥出雲を代表するブランド米「仁多米」が育てられています。たたら製鉄と棚田、米づくりは別々の文化ではなく、一つの土地利用の歴史としてつながっているのです。
この仕組みを含む奥出雲地域の農林畜産システムは、2025年8月に世界農業遺産へ認定されました。『VIVANT』に映る棚田も、こうした歴史を知ってから眺めると、乃木の故郷を彩る風景としてだけでなく、奥出雲で長く受け継がれてきた暮らしの風景として見えてきます。
仁多米は「東の魚沼コシヒカリ、西の仁多米」と並び称されるブランド米です。劇中に登場した赤飯を仁多米100%で再現した「VIVANT赤飯」も商品化されており、ロケ地巡りの途中で奥出雲の食文化まで味わえます。
お土産に!奥出雲で探したいVIVANTゆかりのお餅・赤飯・日本酒

ロケ地巡りの楽しみは、景色だけではありません。劇中に登場した食や奥出雲の特産品を味わえば、『VIVANT』の世界を旅先でも楽しめます。
- 仁多餅|ドラムの大好物!お餅の故郷を味わう
- VIVANT赤飯|劇中の赤い御赤飯をお土産にする
- 純米大吟醸VIVANT|奥出雲の酒米とコラボを楽しむ
仁多餅|ドラムが食べたお餅の故郷を味わう
劇中でドラムがおいしそうに頬張っていたのが、奥出雲の仁多米を使ったお餅です。ロケ地を巡った記念に、作品とつながりのある味をお土産に選んでみてはいかがでしょうか。
奥出雲町産のもち米を使った「しまね仁多もち」は、昔ながらの杵つき製法で作られています。よく伸びてコシがあり、煮崩れしにくいのが特徴。噛むほどに米の風味や甘みを味わえます。
購入先として立ち寄りやすいのが、道の駅 酒蔵奥出雲交流館です。仁多餅のほか、仁多米や奥出雲そば、日本酒など地元の特産品もそろうため、聖地巡礼のお土産探しにも向いています。

道の駅 酒蔵奥出雲交流館で食べられる「あまざけソフトクリーム」が絶品!地元ドライバー一押しのグルメです。
販売状況は時期によって変わる可能性があるため、仁多餅を目当てに訪れる場合は事前に確認しておくと安心です。
VIVANT赤飯|劇中の赤い御赤飯をお土産にする

「VIVANT赤飯」は、劇中に登場した赤い御赤飯を再現し、自宅で味わえるようにした赤飯キットです。奥出雲町産のもち米を100%使用し、ドラマに登場した赤飯の色合いも再現されています。
もち米はもっちりとした食感で、小豆の甘みを感じる素朴な味わい。ロケ地巡りの余韻を、自宅に帰ってからも楽しめるお土産です。
2026年版は7月1日から販売されていますが、今回の製造分が売り切れ次第終了です。通販を利用する場合は、奥出雲仁多米株式会社の公式サイトやTBSショッピングから購入できます。
- 仁多特産市
- 奥出雲サイクリングターミナル
- 道の駅 酒蔵奥出雲交流館
- 玉峰山荘
- 道の駅 おろちループ など
在庫状況は店舗によって異なります。確実に購入したい場合は、事前に店舗へ問い合わせておきましょう。
純米大吟醸VIVANT|奥出雲の酒米とコラボを楽しむ

「奥出雲純米大吟醸 VIVANT」は、奥出雲町産の酒米「改良八反流」を100%使用した『VIVANT』のコラボ商品です。パッケージも作品の世界観を意識したデザインで、ロケ地巡りの記念にも向いています。
容量は500ml。食中酒として造られており、やわらかな果実を思わせる香りが特徴。自宅用のほか、日本酒が好きな人へのお土産にも候補になります。
奥出雲で購入するなら、道の駅 酒蔵奥出雲交流館で取り扱いがあります。ただし、在庫状況は変わる可能性があるため、確実に購入したい場合は事前に確認しておきましょう。
まとめ|奥出雲でVIVANTの物語と土地の記憶をたどろう

奥出雲周辺で巡りたい『VIVANT』のロケ地は、以下の5カ所です。
- 櫻井家住宅・可部屋集成館|乃木家として映った屋敷
- 田部家土蔵群|東条が潜伏していた蔵
- 大原新田付近|野崎が走った棚田の道
- 鬼の舌震|若き日の乃木卓が学んだ渓谷
- 生山駅|乃木がやくもから下車した駅
奥出雲には、たたら製鉄とともに発展してきた歴史が残っています。その歴史を知ってロケ地を巡ると、乃木家の設定や劇中に映る風景がより身近に感じられます。
ロケ地は各地に点在しているため、徒歩だけですべて巡るのは難しく、車での移動が現実的です。
「山道の運転に不安がある」「地元をよく知るドライバーに任せたい」「効率よくロケ地を巡りたい」という方は、ヒカミタクシーへご相談ください。





